30歳過ぎてから初めて自閉症スペクトラムを知りました

自閉症スペクトラムとは何なのか?

自閉症スペクトラムという発達障害としての名称を知ったのは、30歳を過ぎてからでした。

これは、私の子供の成長の異変に気付き、病院にて診断をお願いしたところ、専門的な療育センターにて検査をし、知的性の発達障害であるという事実を知らされたのです。

具体的に自閉症スペクトラムに分類されるとの事でした。

では、自閉症スペクトラムとは何なのか?
どのような障害があるのか?

調査したところ、以下の様な内容となっております。

国際的診断基準の診断カテゴリーである広汎性発達障害(PDD)とほぼ同じ群を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害が含まれます。症状の強さに従って、いくつかの診断名に分類されますが、本質的には同じ1つの障害単位だと考えられています(スペクトラムとは「連続体」の意味です)。

早速、意味不明な専門用語により、混乱するばかり。
どうやら、発達障害にもいくつかに分類されるようです。

典型的には、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れます。
自閉症スペクトラム障害の人は、最近では約100人に1〜2人存在すると報告されています。男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもあります。

具体的な障害についての記載を見る限り、対人、コミュニケーションの障害、興味、行動の偏り(こだわり)という特徴が、我が子の人生で大きな弊害となる事を認知しました。

自閉症スペクトラムの特徴を抑えた上で、我が子の特徴を以下にまとめております。

私の子供に見られた発達障害(自閉症スペクトラム)の症状

まず、早い段階での成長速度の違和感として、“掴まり立ち”、“歩く”の2点が遅いこと。

私は、以前に、3人の娘を見てきたので、成長速度の違和感に気付いたのです。

そして、言葉の覚えが遅い。

3歳を過ぎれば片言でも単語を言えるレベルまで発育する所なのですが、ギリギリ、ママ

まんまが言える程度という状況でした。

個人差というものは存在します。
それぞれ固有の成長速度があるので、違和感を感じる程度とも捉えられます。

しかし、経験則と自身の成長過程を比較していくと、3歳レベルの言語については明らかな”異常”として認識しました。

更には、ある一定の行動を表現します。

これは、座った状態から足をバタバタさせ、その足首を自分の手で抑え込もうとする行動。

毎日、不規則に行動を示す姿を見て癖とは違う、異質な光景に見えたのです。

この様に私の子供に強く見られるのが、“コミュニケーションの障害”と“興味や行動の偏り”です。

では、コミュニケーションの障害と、興味や行動の偏りについてみていきましょう。

コミュニケーションの障害、具体的な症状

  • 会話のやり取りができない
  • 質問に対して違う返事が返ってくる
  • 沢山の人がいるところだと恐怖を感じ逃げ出そうとする
  • 大きな声で話をすると、逃げだす、泣く、特定の動きを長い時間続ける

コミュニケーションの中でも、ヒトは言語を操り、意思の疎通を図ります。

自閉症スペクトラムでは、脳の発育に弊害がある為、言語に対する理解が極端に弱い。
意思疎通の困難は、言語能力の発育が遅い事が原因の一つと言えるでよう。

また、ヒトが多数行き交う環境下では、恐怖を感じるようで、逃げ出すような仕草を示します。

これも、脳の発育に原因があるようです。
視覚的な変化の中でも、普段見慣れていない自分以外の生物がいるということ事態に恐怖を感じ、動物や昆虫、そしてヒトに対しても”自分以外の生物”という情報を脳内で認知しているのでしょう。

興味や行動の偏り

  • 食べ物に偏りが強く出る、偏食が極端
  • 興味のない事には強く拒否する
  • 興奮状態になると決まった動作を長い時間続ける
  • 音に敏感で大きな音を聞くとパニック状態になる

興味のある事には健常者と変わらない行動をします。
しかし、その興味の範囲も極端に狭く、ある一点をジッと見つめるように動きも止まる。

活動停止している状態がまるで人形にでもなったかのように、10~30分動かない時もありました。

食事の時には、自閉症スペクトラムの片鱗を強く示します。

食べ物に対する偏りは、色、匂い、食感で決まります。

人間の5感である、視覚、嗅覚、味覚を活用している事は正常と言えるのですが、口にした際の食感と匂いは親である私が驚くほど敏感なようです。

特に、食感の中でも舌触りは固い、柔らかい以外の何かを感じ取り、同じ料理でも仕上がりが違えば強く拒否します。

特に低年齢では、全ての調理方法で野菜全般NG。
肉も調理段階で、堅さ調整をしないと口にしない。
など、カラダに必要な栄養摂取に不安が募るほどの偏食ぶりを見せました。

音に対する反応も異常なほど敏感で、ある一定の音量を越える環境下では耳を塞ぎ、逃げ出そうとします。

状況によっては泣き出し、恐怖におののく仕草も。

音の認識は一般的な大きいレベルとは違った認識があるようで、少々うるさいレベルが我が子にとっては騒音に聞こえているのでしょう。

そして、様々な心理変化に直面すると必ず現れる”一定の行動”。

この”一定の行動”は、明らかな異常を感じざるを得ません。

クセとは違う異質な一定行動中は、外部のコミュニケーションをシャットダウンし、何か考えているようにも見えます。
親の呼びかけに反応を示さないので、一定行動が落ち着くまで待つ必要があるのです。

まとめ

自閉症スペクトラムは知的成長の弊害、本人の拘りに極端な偏りが生じる等の特徴があることが分かりました。

簡潔に言うならば、先天性のカラダの違いであり、カラダの違いが形成された脳に強く表れた。
という事になるでしょう。

全てが違って至極当然であり、自閉症スペクトラムとは、あくまでもヒトが定めた”知的分類”なので、障害と重く受け止める必要はありません。

大人での社会活動に困難はあると強く感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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