我が子の自閉症スペクトラムは私の心を揺さぶる

我が子の自閉症スペクトラムは私の心を揺さぶる【料理編】

休みの晩ごはんにラーメンを作りました。

普段から偏食改善に繋がる工夫をしているのですが、今回は悩みました。

今まで口にした事のない食材に挑戦です。

子供にとって新規となる食材を選定する時は、調理法、味付け、盛り付け等を工夫しております。

大好きな醤油ラーメンということもあり、大胆な作戦を実行しました。

目次

セノッピー

醬油ラーメンで新規食材に挑戦する理由

今回の挑戦は勝算あっての決定でした。

我が子の偏食改善という戦場に挑戦するなら、関心、興味の強い醤油ラーメンだ!

特に、食に関心がない上に大好きな醤油ラーメンなら、気付かないハズ!

醤油ラーメンで新規食材に挑戦する大きな理由として、ハッキリした反応の確認取れるからです。

我が子の自閉症スペクトラムの食における特徴は、色、見た目が8割で判断され、残り2割で匂いと食感で判断されます。

我が子は見た目でNGだと、絶対に口にしません。

醤油ラーメンではトッピングで食べられる食材に、新規食材を取り入れるのです。

元々食べていた食材ですから、我が子が気付かなければ食べるという確信がありました。

新規食材は【ホタテ】をチョイス

以前からの課題で、我が子は海鮮類に苦手意識があります。

海鮮類は植物性、動物性と含まれる栄養価が大きく違うので、できる限り成長段階で克服して欲しい願いがあります。

海鮮類で唯一OKとなっているのが、シャケ、サバ、タコの3品種です。

ココに、貝類が欲しい!私は強く感じていました。

我が子の性質上、貝類に含まれるカルシウムや、ミネラルは植物性、動物性食材から摂取しにくいのです。

特に、カルシウムですね!牛乳もNGですし、最近はヨーグルトも食べてくれません。

そして、卵が大嫌いというのが偏食で大きな壁となっております。

以前はアサリに挑戦しましたが、口に入れた食感ですぐに吐き出しました。

ホタテなら…!?

トッピング食材

野菜炒めを利用したトッピングで、ホタテを盛り込む作戦です。

  • タマネギ
  • 白菜
  • ニンジン
  • ホタテ

キャベツも考えましたが、微妙に焦がしてしまうだけでNGとなるので繊細な調理が必要です。

今回はホタテ挑戦なので、普段から問題なく食べてくれる範囲の食材で作戦遂行です。

調理はヒモと貝柱で分ける

今回使用するホタテは、ボイル済の物を選びました。

新鮮な生が若干お高く、予算オーバー…と。それはさておき。

ヒモと貝柱は分けてカッティングしました。

これは、それぞれの食感が微妙に違うからです。

我が子の繊細な口は、わずかな食感の違いも、好き、嫌いで振り分けられてしまうのです。

それぞれを食感がわかりやすい3~5mmカットにし、野菜と一緒に炒めました。

味付けは、大好きな特製醤油です。

 

盛り付けで工夫

盛り付けでは、ホタテが分からないように野菜で隠し、更に小ねぎを散りばめました。

特製醤油で貝特有の香りも無いので、匂いで判断されることもありません。

 

セノッピー

口にした結果

我が子は笑顔で大好きな醬油ラーメンを迎えてくれました。

(うん。うん。見た目では判断されないので第一段階クリア)

最初はスープから飲みました。反応はいつも通り。

お次は麺を食べました。反応はいつも通り。

そして…野菜に箸をつけました。

(!?よし。口に入れた!)

食べたのです。口に入れてくれました。

(モグモグ…)

!?我が子は何やらいつもと違う食感に気付きました。

…ダメでした。ヒモの部分は野菜と一緒に食べてくれましたが、貝柱だけ食感を受け付けなかったようです。

貝柱だけ出しました。

まとめ

私の挑戦は敗北となりました。

結果として、ホタテのヒモは食べるが、貝柱はNGだった。

おしい!貝柱に工夫が必要ですね。

ヒモは気付かれると見た目でNGの可能性が高いので、今後も他の食材と合わせて分かりにくくする調理で食べてくれそうです。

貝柱は明らかに嫌がっておりました。

食感が受け付けなかったので、次回は食感を変える工夫とカットサイズを変えて、他の食材と合わせて挑戦します。

最後まで閲覧ありがとうございました。

セノッピー

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