父として思う発達障害(自閉症スペクトラム)の子との向き合い方

私の辿り着いた考え方

発達障害という言葉を聞いた事はあっても、身近に感じていないせいか、自分には無縁な距離感で単語だけ知っていた。

我が子の発達障害(自閉症スペクトラム)が発覚し、発育、成長にどのような影響があるのか?
そして、大人になり、社会活動が可能なのか?

様々な不安要素が頭を駆け巡り、日々心配と教育について悩んでいた。

発達障害、自閉症スペクトラム、国が政策した制度、教育制度など一つ一つ調べていく内に、自身の思考が徐々に整理されていった。

これは、自閉症スペクトラムと診断を受けた我が子と向き合う、父の記録として残しているものです。

同様にして悩まれている方を全力で応援したいと考えています。

よろしければ、最後までお読み頂けると幸いです。

子と向き合いながら思考が大きく変わりました

十人十色。人としてこの世に同じ人間はいないと考えるのなら、発達障害というモノの捉え方を見直す必要がある。

  • 発達障害として認知するが、自分の子を障害者と思わない。
  • 子供の成長は健常者と比べて遅いと認知する。
  • 子供の成長記録をつける
  • 子供の成長に合わせた教育方針を見極める

以上の考え方が私にとって一番納得できる結果となりました。これは、考え方の一つとして“誰しもが当てはまる答え”ではありません。参考となれば幸いと考えております。

自閉症スペクトラムの特徴から特性を個性に切り替え

他でも記述しておりますが、発達障害の基本的な考え方として、

発達障害は病気ではなく“特性”である

私の子に症状として強く出ていた特徴として

  1.  “コミュニケーションの障害”
  2.  “興味や行動の偏り”
  3.  “沢山の人がいるところだと恐怖を感じ逃げ出そうとする”
  4.  “大きな声で話をすると、逃げだす、泣く、特定の動きを長い時間続ける”
  5.  “興味のない事には強く拒否する”

これら5点を以下のように個性として切り替えました。

  1.  “脳の発達が健常者より遅いだけで会話はできるようになる”
  2.  “興味の偏りは性格であり個性、行動の偏りは癖”
  3.  “人込みが嫌い、苦手なだけで、環境を選ぶような教育をする”
  4.  “音に敏感なのは個性でうるさいのが苦手。改善手段を探す”
  5.  “興味のないことは工夫してキッカケづくりに専念”

自閉症スペクトラムの本質を100%理解している訳でもなく、また専門医の知識とは離れた考え方になるかもしれません。

ですが、私自身が抱えた悩みとして、私も一人の人間で父であり、家族の一員でもある中、様々な責務、そこに掛かる負担というのは想像以上に大きかったのです。

これをコメントすることに少々抵抗ありますが、私も一人の人間である以上『心』があります。時として『心』が壊れそうになる時もありました。

妻と同様に胸が痛み、苦しみ他の健常者と比較してしまう自分が居たのは確かです。

私と似た境遇の方が居るのであれば、少しでも多くの方に自身の『心』を大切にしてほしいと思います。

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