9歳の子供の行動と気持ち【自閉症スペクトラム持ち】

9歳の子供の行動と気持ち【自閉症スペクトラム持ち】

子の体の成長と共に、精神的にも成長していく姿を見て素朴な疑問を抱きました。

子供の感情の変化は掴めているようで、掴めていないのではないか?

何気ない子供の行動に、どんな事を考え、どんな気持ちなのか?を読み取るように努めてまいりました。

自閉症スペクトラムの特性を理解しているつもりですが、我が子の成長において当てはまらないのではないか?という場面も出てきたのです。

目次

やりたいことがある時の行動と気持ち

例として、我が子はテレビゲームをしたい時に必ず、テレビの前に行きます。

テレビの電源がON、OFF関係なくテレビの前に座り、一定の行動をします。

両足をバタバタさせ、不意に立ち上がり、ジャンプするという動作で一定の行動をします。

この時の気持ちは、何かしらの欲があるときです。言葉で伝えることができないのです。

何かをしたい欲を言葉で表現できない我が子の気持ちを、私達親は行動から読み取っています。

親が問い、子供から発言を促す

行動から読み取った子供の気持ちを、親である私達が確認します。

いくつかの質問を投げかけて、子供が発言するように促すのです。

行動表現から子供の気持ちの答えに近しい質問で肯定、否定の返事を聞きます。

返事から、親である私達が言葉で確認を取り、子供に同じ発言させるようにしているのです。

言葉を覚える事と、子供自身の気持ちを言葉で伝える訓練を毎日行っています。

沢山の言葉を覚え、会話のキャッチボールができるようになったとは言え、まだまだ自己表現に欠けている部分があります。

読み取れなかった場面

9歳の3ヶ月経過したあたりで、子供は何気なくテレビを見ていました。

妻が「いつもと違うジャンルのテレビ見てる。ぼーっと見てるのよね。」と私に話しかけてきたのです。

ただ単に「興味のある番組なのだろう。」と私は返事をしました。

しかし、テレビに見入っている子供の姿を見て、時折コチラを見るのです。

ん!?と疑問に思いました。

私達はこの時の子供の気持ちを読み取れていなかったのです。

子供がいつもと違う表現をした

番組に夢中になって、テレビの前で座っている我が子。

普通に考えたら、テレビに夢中になっている状況です。

しかし、チラチラと私達の顔を見る行動は、いつもと違います。

変化に気付いたので、妻は「ひょっとしてウンチした?」と言いました。

私も一瞬よぎりましたが、もしかしたらと子供に別の質問を投げたのです。

「どうしたの?ゲームやりたいの?」

すると、子供は頷いたのです。

子供の欲の表現は一定行動でしたが、この時は普段見せない行動でアピールしていたと思われます。

我が子の一定行動は、健常者からすれば異常と言える行動で、治すことは難しいと考えていました。

成長している

健常者と比較すれば非常に遅いですが、着実に子供は成長していると感じた瞬間です。

年齢を重ねれば、子供の環境も大きく変化します。更に健常者との格差に心配する中、我が子の異常とも言える一定行動は周囲の偏見をより強くさせてしまいます。

我が子の一定行動は、クセとも大きく掛け離れており、親である私達も異常行動として改善手段を考えておりました。

親が心配する以上に、子供はしっかり成長してくれているのでしょう。

一定行動が少なくなり、健常者に近い表現に変わりつつあるのでしょう。

まとめ

わずかな変化も成長として喜ばせてくれる我が子に。

逆に親である私達が感謝ですね。

すくすくと育ってくれてありがとう!!

自閉症スペクトラムの特性である、一定行動は減少傾向にあるので、子の成長段階で完全に解消して欲しいと願う。

最後まで閲覧ありがとうございました。

目に留まった方の参考となれば幸いです。

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