自閉症スペクトラム特有の偏食は調味料によって改善できる可能性あるかもしれません
自閉症スペクトラムにおける特性の一つで、偏食は親として心配要素の一つです。
私の子も自閉症スペクトラムで、偏食が強く極端です。
食事の際、まず色で食べる、食べないの判断をされてしまい、子の発育に影響を及ぼしてしまうことが心配でなりません。
料理も様々なレシピを試したり、色に注意しながら調理してみたりと、工夫をしているのですが、息子に合ったレシピとも巡り合えず…
あぁ、困ったなぁ。
まだまだ言語も覚束ないし、どんな工夫をすれば息子が喜んで食べてくれるかなぁ。
ところが、ある調味料で工夫をしたところ、絶対に口にしなかった食材も食べるようになりました。
これは親としても、新しい発見で工夫した甲斐もありました。
息子の偏食歴の簡単な説明と、その調味料について体験談を含め案内したいと思います。
目次
保育園時代の偏食は?
保育園時代はご飯のみ、スープのみ、果物のみと、限られたものばかり食べていました。
ご飯にふりかけはご法度。
スープも味噌汁で具材はタマネギと人参だけ食べてくれます。
果物はバナナ、りんご、ぶどうのみ。
アレルギーが多数あったため、親としても本人が食べたくない食材は、与えないようにしていました。
個人差はありますが、幼少期の好き嫌いは誰にでもあり得ることです。
私自身認知していたとはいえ、流石にタンパク質、カルシウムの摂取量が少なすぎて体の発育に対する影響度は高いと言えます。
環境の違う保育園ならば、周囲の子供達に合わせて少しずつでも食べられる食材が増えていって欲しい願望もありました。
有難いことにアレルギー対応の給食を提供してくださるのですが、流石に子の偏食に合わせ食事の工夫要望を伝える事もできず…
子供の偏食について深刻に悩んでいました
離乳食、幼少期の食生活は本当に大きな悩みの種でした。
食に興味、関心が無さ過ぎて、遊びにばかり夢中状態。
ただでさえ食に関心がない上に、偏食も極端なので成長が心配でなりませんでした。
保育園に偏食の改善をお願いするのもためらいありましたし、私が改善できる手段も見当たりませんでした。
調理の工夫も、全てハズレ。
何より相談できる相手も中々見つからない状況。
1人考え込んでしまう事もある中、幸い夫も料理します。
夫に相談しても満足できる結果が得られません。
夫もあれやこれやと工夫していますが、息子の反応に変化が見られませんでした。
調味料で新たな発見があったのです
息子の偏食の悩みを抱えていた時に、母が知人から調味料を頂いてきました。
それは近所のスーパーではあまり見かけない『しょうゆ』でした。
子供は元々納豆が好きで、タンパク源は主に納豆から摂取していました。
納豆付属のタレを何の気兼ねなく、頂いたしょうゆに変えてみたのです。
すると、子供の反応に変化が現れます。
ママ♪この納豆おいしいね!
もっと食べたい♪
おいしい♪
子供の反応がいつもと違い、ごはんをおかわりしました。
ひょっとして、この調味料を利用した調理をすれば、
新たな食材食べてくれるかも♪
まずは視覚的印象からね。試してみましょ♪
見るだけでも嫌な顔をして食べなかった魚に、頂いたしょうゆをパッケージごと添えて出してみたのです。
すると、息子に早速反応があります。
ママ?これ何?
これはね♪納豆に使っていた醤油だよ。
お皿に準備するね♪
息子に見えるようにお皿に準備し、しょうゆの簡単な説明としょうゆだけで味見をしてもらいました。
やはり、息子の反応は好評です。
ここで、嫌がっていた魚の身にしょうゆをかけて与えてみます。
食べました。子供の反応が納豆ごはんを食べた時と同じでした。
以降、頂いたしょうゆを主体に、野菜炒めやチャーハンを出してみると食べてくれるのです。
また、絶対に口にしなかった食材も食べるようになり、出せる料理の範囲が広がりました。
息子にとっての魔法の調味料とは?
工夫、試行錯誤しながら料理をしてきましたが、まさか子供の偏食の改善に、調味料が有効であるとは意外でした。
頂いたしょうゆは、塩分を低く抑えてあり、ダシの良く効いた風味豊かな味わいです。
今となっては食卓に出し忘れると、子供自らが冷蔵庫から取り出して利用する、魔法の調味料となっています。
息子にとって魔法の醤油とはコチラになります↓↓
かずや君が大好きなしょうゆ
私からのコメント
発達障害であるが故の悩みも多いですが、母としてできる事は諦めずに行動しております。
しかし、心が折れそうになる時期があることも事実。
そんな中でも、些細なことも見落とさずに行動してみる。
結果として、子供の喜ぶ顔と新たに食べる食材の範囲が広がった事。一つ階段を昇った姿に、私は喜びを噛みしめました。
ご覧になられた方の心の悩みが、少しでもパッと晴れるように願っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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