偏食なんて問題ない!自閉症スペクトラムの息子は唐揚げで笑顔
自閉症スペクトラムの特性とも言える偏食について、困っている、悩んでいる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
私の息子は自閉症スペクトラムの特性上、偏食が極端でいつも悩まされています。
アレルギーの問題が無い食材であっても、ちょっとした調理の違い、食感の違い、色の違いで拒否されてしまいがち。
特に、色と食感は重要項目で、2点が好みから外れると、同じような料理も受け付けてくれないのです。
食材も限られた物しか口にしません。そんな中で、息子の大好物である唐揚げはベスト3に入ります。
おこがましくも、この記事では、数少ない食べられる料理の中で、我が家が実施している唐揚げの紹介させて頂きますね。
同じ様な悩みに直面している方に、少しでもお力添えできれば!という思いで記録として残します。
目次
息子が大好きな唐揚げレシピ
- 焼肉のタレ(だし入りつゆの素でも代用可) 肉が浸る分量
- 醤油 小さじ1
- 料理酒 小さじ1/2
- お酢 小さじ1/2
- ショウガ 少々
- はちみつ こさじ1/2
材料は一般的に使われる物です。
あまり使われないお酢は、漬け込む事で仕上がりの食感が柔らかくなるので、我が家では使用しています。
お酢の匂いと酸味を調和するためにショウガを使います。
ショウガは、すりおろし済みのチューブが○。
スライスした生ショウガでは、肉の食感に差が感じられなかったので、我が家のレシピには、すりおろしショウガが必須食材ですね。
偏食も克服できる調理方法
- 鶏もも肉の繊維を、包丁やフォークで切る(包丁の場合、筋に切込み入れる程度。フォークの場合、満遍なく繊維を断ち切るイメージで5~10回ほど刺す)
- 鶏もも肉をジップロック等の口が閉められる袋に入れる
- はちみつを入れ揉み込む
- タレ(つゆ)、醤油、料理酒、お酢、ショウガを入れ揉み込む
- 空気を抜きながら、袋の口を閉める
- 半日漬け込む(冷蔵庫で保管)
- 鶏もも肉全体に片栗粉を付ける
- 低温の油から揚げ始める
- 表面にほんのり焼き色がついたら中火にする
- 揚げる時間はトータル6~8分が目安
我が家では半日漬け込みますが、2~3時間でも充分に味が入ります。
漬け込む時間で仕上がりの味に違いがあるので、お子様の反応を見ながら、マッチした調理を探ってみるのも良いかも知れません。
漬け込みは、24時間以内が理想的ですね。
※我が家の失敗談として、2日間漬け込んだことで、揚げた後の衣が、焦げ臭くなってしまった…。
これは、何故そのような結果になったのかは説明できないのですが。
自閉症スペクトラムの息子が唐揚げを好きになった経緯
唐揚げとの出会いは息子が5歳の時でした。
唐揚げ専門店で私達が食べる用に購入した物を自宅で温めなおしました。
温めなおしは、電子レンジではなく、オーブントースターを使用したのです。
これは、表面の衣がサクサクの状態を再現するために、オーブントースターを使用しました。
香ばしい香りに釣られ、息子が近寄ってきました。
「食べてみる?」
「うん!おいしそうだね!イイにお~い♪」
この事が切っ掛けとなり、以前はあまり口にしなかった動物性のお肉を食べるようになりました。
豚肉、牛肉、鶏肉と良質なタンパク質を摂取する為に、動物性のお肉は外したくない食材だったため、親である私達にとって、非常に嬉しい出来事の一つです。
まとめ
我が家の食卓は息子が基準となる料理が中心になるため、私達親の食事も偏りがちになってしまいます。
お肉中心の料理は3~4年ほど遠ざかっていましたが、この時ばかりは自分まで子供と同じ新しい発見をした新鮮な感覚になったことを覚えています。
偶然の出来事が切っ掛けを期に、私達は息子の偏食を克服できるような工夫が大切ではないか?と考えるようになりました。
偏食でお悩みの方も沢山いらっしゃると思います。
日頃の些細な出来事は見落としやすく、多忙な日々を過ごしていれば尚更のこと。
私達は改めて、子供の反応にアンテナを立てる事が必要だと認識しましたね。
沢山の記事の中から、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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