発達障害という言葉について

現代の発達障害

発達障害は私の幼少期には耳にしない言葉でした。我が子が発達障害と判明してから、この『発達障害』という言葉に敏感になったのです。

現代における発達障害について私個人の見解と考察をします。

発達障害の種類

対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏りが特徴です。

成長段階で年齢の見合わない多動・衝動性や注意力の欠如が特徴です。

知的発達には問題ないが、特定の事柄において困難、あるいは健常者と比較してできない症状が特徴です。特定の事柄は読み、書き、計算などがあげられます。

発達障害は病気?

発達障害は病気ではなく、産まれ持った脳の障害で病気ではありません。

現代では幼児の定期健診で発見される項目です。

脳の障害で訓練やリハビリを行なえば、成長段階で健常者に近い活動、生活も送れるようになります。

発達障害は現代でどれほど認知されている?

現代社会において発達障害の認知度はかなり進んでいると思います。

残念ながら一般企業での社会生活においては、発達障害という言葉で様々な弊害があります。

労働において発達障害は業務や会社内での協調性に支障をきたすので、企業としてはリスクとして捉えられがちです。

私の幼少期では聞きなれない発達障害

1980年代、1990年代では私自身含め、周囲でも発達障害という言葉を聞きませんでした。

小学校時代で、落ち着きが無い子、読み・書き・計算が全然できない子、コミュニケーションが取れない子はいました。

当時は、社会的にも発達障害を大きく取り扱っていなかったのだろうと思います。また、医療の世界でも発達障害は未知な分野だったのではないかと思われます。

1980、1990年代では発達障害という区分より、『変わった子』『変わった人』という感覚で見られる傾向が強かったからだと思います。

発達障害が世間に広まりつつある現代

1980・1990年代からすれば現代では、発達障害という言葉を目にする機会も増えました。

また、芸能人のカミングアウトやメディアでも取り上げられるようになった為、発達障害も広く知られるようになりました。

広く知られていく事は大切なことである反面、改めて発達障害の正しい知識と特徴も知って欲しいと強く思っています。

発達障害が単語として知られるのではなく、【発達障害とは何ぞや?】と掘り下げた本質を知る必要があると感じています。

健常者からは発達障害は単語として知ってても、発達障害の本質まで知る方も少ないのが現実です。

 

本質を知って欲しい

単語としてだけでは、子供社会、大人社会では偏見に捉えられがちな発達障害。

私個人の見解・考察になりますが、発達障害は様々な場面で大きな壁となり、本人を含め家族が苦しい思いと厳しい現実に直面します。

当事者であるが故の悩みは非常に大きいのです。

発達障害の本質を知る事により、単語として捉えられるだけでなく、必要な情報と知識を持って障害者と接する事ができると感じています。

障害のなかでも懸念される問題

発達障害は現代医学における障害カテゴリーでも、外見に見分けがつきません。

当然子供社会、大人社会においては外見では健常者として見られます。

この事により、実際に発達障害を抱えている人に対して「変わってるな」「できないヤツだな」「異常者か?」といった印象がつきます。

外見に違いが無い為に、偏見からのイジメが懸念されるのです。

私個人の見解

正しい知識と情報を取り入れる機会の少ない発達障害。今後はメディア等のみならず、発達障害の正しい知識と本質を沢山の方々に知って欲しいと強く願っています。

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